本当にキレイな肌になれる人なんてひと握り?

肌のお手入れでは、十分に肌を保湿したり、マッサージをするなどということが大切です。
ですが、お肌に内側からケアをするということもより重要なことなのです。食べ過ぎ飲み過ぎや夜更かし、タバコを吸っていたりすると、どんなにいい化粧品を使っていても、肌の状態を悪化させる一方です。


毎日の生活習慣を改善することにより、体の内側からスキンケアを行うことができます。スキンケアで一番大事なことはきちんと汚れを落とすことです。メイク落としをしっかりしないと肌が荒れてしまうかも知れません。

しかし、クレンジングに念を入れすぎれば、本来必要な分の皮脂を取りのぞいてしまって、必要な水分も保てず、肌が乾燥してしまいます。
それに、洗うと言った作業はやり方といったものがあり、正しい方法を知り、実践するようにしてください。

 

お肌をきれいに保つのにオリーブオイルでケアする方も少なくありません。

 

メイクを落とすのにオリーブオイルを使ったり、マスクのように包み込んでみたり、小鼻に残ってしまった皮脂の黒ずみを取り除いたりと、自分なりの使い方がされているようです。

とはいえ、上質のオリーブオイルをつけないと、皮膚に何らかの影響が出ることもあります。

 

同様にして、お肌の様子がおかしいと感じた時もただちに肌に塗るのをとりやめて下さい。スキンケアにはアンチエイジング対策用の化粧品を使えば、しわ・シミ・たるみのようなお肌の老化を目立つのを遅くする効果が得られます。

とはいえ、アンチエイジング効果のある化粧品を使っていたとしても、生活習慣が乱れていれば、肌が老化するのを食い止められず効き目はわからないでしょう。

 

体内からスキンケアをすることもポイントです。

化粧水や乳液をつけるタイミングにも順序というものがあり、きちんと順番通りに使わないと、効果が得られないかもしれません。
洗顔の後は、まず化粧水。肌に水分を与えましょう。

美容液を使う場合は化粧水の後です。続いて、乳液、クリームと続きますが、これで水分を肌に染みこませてから油分で肌が乾燥するのを防ぐのです。スキンケアを目的としてエステを利用するとき、効果を期待できるか気になりますよね。プロの手によるハンドマッサージや肌の血行不良も改善されますからここのところ、スキンケアにココナッツオイルを利用する女性を中心に急増しているのをご存じですか?化粧水をつける前後のお肌に塗ったり、既にご使用になっているスキンケア化粧品に混ぜて使うだけでいいんです。もしくは、メイク落としの代わりに使ったり顔や体のマッサージをする際に使ってみるのもいいですね。

もちろん、日々の食事にとりいれるのもお肌にいい影響を与えます。

ただ、毎日使うものですし、質の良さにはこだわって選びたいですね。スキンケアのための化粧品を選ぶ際には、肌に刺激を与えるようなものができるだけ含まないということが大変重要です。


例えば保存料などは大変刺激が強くかゆみや赤みをもたらすことがあり、配合成分について、きちんと確認しましょう。

何より大切なのは価格や口コミではなく最も自分に合ったものを選ぶようにしましょう。実際、スキンケア家電が隠れて流行っているんですよ。我が家で時間を気にすることもなく、エステティックサロンで体験するフェイシャルコースと同様に肌メンテナンスだって難しくはないのですから、評判になるのもわかりますね。
ところが、わざわざお金を出したというのに毎回使うことが億劫になってしまうことだってあります。すぐさま手に入れようとするのではなく、自分にとってそれが使いやすい品なのかもあらかじめ確かめることが重要です。乾燥肌のスキンケアで大事なことは十分な保湿です。
そして、程よく皮脂を残すというのも忘れてはいけません。

クレンジングで力強くこすったり、強力な洗顔料を使用して皮脂が必要以上に落ちてしまうとお肌の乾燥の元になります。
洗顔に使用するお湯の温度ですが必要以上に熱いのはNGです。

やみくもに保湿だけすればいいと思わず、洗顔も大切なので常に意識しておきましょう。

スキンケアをオールインワン化粧品に頼っている方も大勢います。オールインワン化粧品を使うことにより、短い時間で簡単に終わるので、使う人が増えているということも当然であると言えましょう。スキンケア化粧品を一通り揃えるよりもぐっとお安く済ませられます。

けれども、お肌の質によっては合わないということもありますから、記載されている成分表示の確認のお願いいたします。

肌をうるおす保湿剤は、水の蒸発を防ぐエモリエントと、肌に水分を補うモイスチュアライザーのふたつに分かれています。オイルはエモリエントといえます。

肌の乾燥を改善したいならば、はじめにモイスチュアライザーにあたる美容液やクリームなどを塗り、仕上げにオイルを塗るのが効果的です。
荒れが起きて水分がしみるような肌状態の場合、ワセリンを使ってもかまいません。女性の中でオイルをスキンケアに取り入れる方も増加傾向にあります。毎日のスキンケアの際にホホバオイルやアルガンオイルを使用することで、保湿力が上がり、さらにお肌がしっとりとなるでしょう。オイルの種類を選ぶことによっても異なる効果が表れますので、適度な量の最適のオイルを使ってみるといいでしょう。さらに言うと、オイルの質が効果を左右しますし、大切なのは新鮮なものを選ぶことです。

セラミドは人の身体の中にもともとあります。セラミドは徐々に加齢によって減ってしまうのです。

 

不足したセラミドを補うには、どうしたらよいのでしょう。セラミドの働きを守る注意点をお話ししましょう。アトピー性皮膚炎の原因は、セラミドの量が不足していることだと言われています。セラミドの量が足りなくなった肌には、スキンケアで不足を補うことができます。
セラミドが配合された化粧品を使うことも、ぜひ試してみてください。生活習慣を見直すことでも、セラミド不足は防げます。正しいスキンケアを行うには自分の肌の状態を理解し、方法を使い分けることが必要です。ずっと同じやり方で、スキンケアを「お肌のお手入れはできている」と思いおこなえばそれで大丈夫というわけではありません。乾燥気味のお肌が求めているのはさっぱりしたケアよりしっとりとした保湿だったり、生理前などの体の状態にもあわせ刺激の強い方法は使わないというように変えてあげることがお肌のためなのです。

春夏秋冬でお肌の状態も変化していきますから季節にあったケアをすることも大切なのです。

セラミドって何?

セラミドとは?

誰の肌の中にも、セラミドと言う成分があります。
肌の奥から、ターンオーバーの過程で作られています。

健やかな肌は、肌表面の「角層」に、何層もの角層細胞が重なっています。そのたくさんある角層細胞のすき間を満たしつないだり、肌の水分を保っている大切な成分が「セラミド」です。

細胞間脂質の一部として細胞と細胞のあいだにあるセラミドは、水分や油分を留める働きをしています。細胞間脂質の主成分がセラミドで、全体の約50%も占めています。

専門的にはスフィンゴシン誘導体と呼ばれ、化粧品では以下のような名称で表示されています。

[化粧品成分表示名称]
セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP(改正名称)
セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ(旧称)

[医薬部外品表示名称]
・N-フィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、N-オレオイルフィトスフィンゴシン、N-リノレオイルフィトスフィンゴシン、N-2-ヒドロキシステアロイルフィトスフィンゴシン

[慣用名]
・ヒト型セラミド、ヒトセラミド

セラミドの効果・働き

肌には「バリア機能」という働きが備わっています。乾燥やほこりなど、外部の刺激から肌を守るための機能です。
この肌を守る「バリア機能」がきちんと発揮するのにもっとも重要な成分が「セラミド」です。

セラミドの効果・働きは、大きくわけてふたつです。

①保湿効果

天然のセラミドは、ヒアルロン酸と同じように肌のうるおい効果をもたらす、とても優れた保湿効果があります。肌にはもともとバリア機能があり、体を維持し守っています。セラミドは、このバリア機能を助けています。水分をたっぷりと含んだみずみずしい肌が保たれるのは、セラミドが肌にあるためなのです。体の表面にある肌は外部と接しており、外部の変化により細胞間脂質が少なくなると、肌のバリア機能が低下します。バリア機能の低下は、肌内部から水分を保つことができにくくなり、やがて乾燥し水分が蒸発し、うるおいのないカサカサした肌となってしまいます。

②バリア効果

肌荒れを引き起こす外部刺激(乾燥・ほこりなど)から肌を守るための働きが肌には備わっています。その働きを、肌の「バリア機能」と言います。このバリア機能をきちんと働かせるための主な成分が、「セラミド」です。バリア機能の働きがよい、外部刺激の影響をうけにくい肌は、「セラミド」が十分な量で満たされています。そして、肌表面は潤いキメが整っています。

セラミドは加齢とともに減っていく

残念ながらセラミドも、他の美容成分と同じように、年齢を重ねるごとに減ってゆきます。
セラミドを生産する力は、赤ちゃんの時がピーク。そして徐々に減り続け、30代を過ぎると大幅に低下。50歳になると、20代の約半分に。
乾燥やシワ・たるみを招くセラミド不足。更にバリア機能も低下するため、若い頃は強かった肌が、年を取るにつれてアレルギーを起こしやすくなったり、肌のゆらぎが多くなります。これらすべて、原因としてセラミド不足が関係している場合があります。
中でもいちじるしく減少するのが、「セラミド3」。
その為、年齢を重ねると乾燥しやすくなり、肌トラブルが起こりやすくなるのです。

セラミド不足で起こるトラブル

うるおいの基のセラミド不足が、さまざまな肌トラブルを起こします。

乾燥性敏感肌に対するセラミドの効果

健やかな肌には欠かせない「セラミド」。セラミドは角層細胞のすき間を満たしてうるおいを保ち、バリア機能の主役として、外部刺激から肌を守ります。

セラミド」が不足しがちな乾燥性敏感肌は、角層のバリア機能が十分に働かないことがあります。スキだらけで、乾燥などの外部刺激によって肌荒れしやすい状態と言え、肌の荒れやかさつきをくり返しやすくなっています。

シワに対するセラミドの効果

肌の水分量が減り乾燥すると、肌はかさかさしてしわができやすくなります。
そして水分不足は、肌のたるみを引き起こす原因にもなり、更にたるみんでひっぱられた皮膚はしわを作り出します。

セラミドは強力な保湿成分です。セラミドの保湿ケアは、乾燥した肌を潤わせ、健康でふっくらとした状態へ導きます。
セラミドの効果が発揮されれば、ハリと弾力のある肌へと戻れば、乾燥でできたシワは改善されるでしょう。

シミに対するセラミドの効果

十分な水分に満たされた細胞が、健康な状態です。水分が減ると細胞が活発に活動できなくなり、身体の新陳代謝は妨げられます。
代謝の一つに、肌の生まれ変わりのターンオーバーがあります。ターンオーバーが正常に行われることで、古い細胞が新しい細胞に入れ替わります。つまり、ターンオーバーが正常でないと細胞が入れ替わらず、シミがいつまでも改善されません。
セラミドにはターンオーバーを整える働きもあるため、シミの改善にも有効です。

アトピー皮膚炎に対するセラミドの効果

セラミドの不足が原因で、肌荒れ、肌の老化やアトピー性皮膚炎によって起こる肌のかさつきが起こることが確認されています。乾燥肌の人やアトピー性皮膚炎の方には、セラミドが少ないという特徴があり、その為バリア機能が低下し、肌の水分が失われやすくなっています。
肌のかゆみや炎症も、乾燥した肌から抗原や化学物質が肌内部に入ったアレルギー反応です。
乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎の方は、保湿効果のあるセラミドを取り入れることも良いと考えられます。

手荒れ・主婦湿疹に対するセラミドの効果

手荒れとセラミドの関係は、花王の研究によって明らかになっています。
洗剤の使用によって、手肌の皮脂膜やNMFが溶け出します。手荒れは、その積み重ねで起こるのではないかと考えられていました。
しかし、1985年、「セラミド」が肌の保湿因子であることを研究の結果確認しました。
主婦の手荒れの一因は、使用した食器用洗剤によって、肌のセラミドが溶け出すことで起こる、肌のバリア機能の低下によるものだったのです。

髪のパサつき・薄毛に対するセラミドの効果

キューティクルは魚のうろこのように髪の表面を覆っています。
コルテックスの周りを、何層にもなって包んでいます。
細胞間脂質であるセラミドが、このキューティクルを繋ぎとめています。
強固なキューティクルはセラミドが十分に足りており、髪の毛の痛みを防ぎ、補修します。

そして、保水力の高いセラミドは、髪の毛に艶に与える重要な役割も担っています。
セラミドが不足すると、ハリやコシのない、ぱさついた髪の毛になることがわかってきています。

肌や髪を健やかに保つ、重要な役割を果たしているのが、セラミドです。
この減少していくセラミドを補うさまざまな方法が、世の中では注目されています。